手にするまで長かった。
- 作者: 町田康
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/19
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
猫が死んじゃう悲しさが足りないという意味ではなく、町田節で淡々と書かれる猫の面白おかしげな性格描写とかがもうちょっとあってもいいんじゃないかな、と。入れ替わり立ち代わり猫達が出てくるので、本当に猫が好きなのだなあ、と思うと同時に「本当に好きだったら、猫達がどんどん死んでいくのに耐えられるのだろうか?」という疑問も出てくる。もともとウィルス感染の猫をもらったりするのとか。敢えて寿命の短いところいかなくてもよかろうが、と思ってしまう。