おもひで。

やっちゃダメだ!と言われると、バレんの承知でやりたくなるのが人の常。そして仕事からの逃避。
前も書いてたかもしれないけど、ブランキーといえば解散ライブ行ったなあ…としんみりするも、ライブの記憶が一切ない。ライブ後に同行者と派手な喧嘩をしていて、横アリ出たところで暴言を吐きあっていた、とか。原因はたぶん「晩飯何を喰うか」程度の恐ろしくくだらない内容だった。その後にも事件は勃発し、ホテル戻ろうとして最寄り駅まで来た際「下北沢に行きたい」と言われた。
順序がおかしくなってきたので話を出発地点の大阪に戻すと、同行者は当時付き合っていた、DVも辞さないというある意味ファンシーな人である。で、私が新幹線やホテルを手配していた。ホテルは東京だから、もちろん新幹線も新大阪⇔東京で買ったわけだが、乗り込んだ瞬間「浜松で服を買いたい」とぬかしやがったのだあのアホタレは!
反抗すると叩かれるかもしれないし、後々グチグチ言われるのも癪だから、私は「オロローン!もったいないお化けが出るザンス!」と思いつつも、わかったような顔をして浜松で下車した。そこで彼は10万円を超すほどの買い物をし、超満足ゲなココロモチで大量の荷物を抱えもう1度(たぶん「こだま」)新幹線に乗った。夏ということもあり、極端に心身疲労が激しかった私は、夜のライブもあることだし休憩したかった。のに、ホテル着いた瞬間出なきゃ間に合わないような時間になってしまい、急いで横アリに行った。その時点で私のテンションは海抜2cmくらいの状態にまで落ち込み、水没するのは時間の問題だった。で、そんな様子を感じ取った彼もだんだん口数が減っていき、あからさまにムカムカしているオーラを出してきた。で、ライブである。そんなテンションで観ても、ココロが千々に乱れきっていて集中できないのは当たり前、もちろん記憶に残るわけもなくいつもまにか終演・終焉を迎えていた。
それで、何を喰うのか→下北沢の流れである。炎天下の買い物と立ちっぱなしで生死をさまようくらい疲労していた私は…(続く)